「公務員を辞めたら、後悔するんじゃないか」
転職を考えるとき、この不安が頭をぐるぐると回り続けていませんか? 私もそうでした。17年間警察官として働き、転職を決意したとき、いちばん怖かったのは「辞めて後悔すること」でした。
この記事では、元警察官17年・転職1回(年収は下がりました)の筆者が、実際に転職してみて「後悔したこと」と「良かったこと」を包み隠さずお話しします。 転職を迷っているあなたに、少しでも現実的な判断材料を届けられたらと思います。
結論から言うと、後悔した部分はあります。でも総合すると「辞めて良かった」というのが私の本音です。 具体的に何を後悔し、何が良かったのか、包み隠さず数字も交えてお伝えします。
- 公務員から転職して実際に後悔したこと3つ(年収・安定感・転職活動の大変さ)
- それでも転職して良かったこと3つ
- 後悔を減らすために転職前にやっておくべきこと

| 項目 | 警察官時代 | 転職後 |
|---|---|---|
| 年収 | 安定・年々増加 | 転職直後は下がった |
| 残業 | 多い(職場による) | 増えたが、やりがいがある |
| 安定性 | 非常に高い | リスクは増えた |
| 自由度 | 低い(組織が決める) | 高い(自分で選べる) |
| 心の余裕 | 少ない | 増えた(残業は増加) |
| ストレス | 理不尽・前例踏襲 | 種類が変わった |
転職して正直後悔したこと3つ
まずは正直に、後悔した部分からお話しします。良いことだけ書くのは不誠実なので、ここはリアルに伝えます。
①年収が下がった
これは覚悟していたことではありましたが、実際に給与明細を見たときのズシンとくる感覚は、想像以上でした。
公務員の給与は安定していて、年々着実に上がっていきます。残業代も(職場によりますが)きちんと支払われますし、ボーナスも年2回。退職金まで見越すと、トータルの生涯年収は決して低くありません。
具体的には、年収は700万円台から400万円台後半まで下がりました。転職後、最初の数ヶ月は「あの安定を手放してしまったのか」と感じる瞬間がありました。家族がいる方や住宅ローンがある方にとっては、特に重く受け止めるべき部分だと思います。
②元の仕事の安定感を懐かしむ瞬間がある
公務員というのは、「クビになりにくい」「会社が潰れない」という圧倒的な安定感があります。それがいかに精神的な支えになっていたかは、辞めてから気づきました。
民間企業では、業績によって会社の状況が変わります。 ニュースで「〇〇社が人員削減」などの報道を見るたびに、「自分は大丈夫だろうか」という感覚が芽生えることもあります。
これは慣れていくものでもありますが、警察官時代にはなかった種類の不安です。転職前にはあまり想像できていなかった感覚でした。
③転職活動が想像以上にしんどかった
公務員の採用試験は、試験を受けて合格すれば内定という流れです。一方、民間の転職活動は書類選考・面接・条件交渉と、やることが山積みです。
しかも現職で働きながら進めるので、体力的にも精神的にも消耗します。 「自分を売り込む」という感覚も警察官時代にはなかったものなので、最初は戸惑いばかりでした。
ここまで読んで「やっぱり不安が消えない」と感じた方へ。実は私も、転職エージェントに話を聞くまでは同じ気持ちでした。まずは無料相談だけでも受けてみると、自分の市場価値が見えてきて不安の正体がつかめます。
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それでも転職して良かったこと3つ

①「心の余裕」が生まれた
正直に言うと、残業は警察官時代より増えました。それでも後悔していないのは、「やらされている残業」と「納得してやっている残業」では、疲れ方がまったく違うからです。
警察官時代は、意味を感じにくい業務や理不尽な対応に時間を取られることが多く、「なぜこれをやっているんだろう」と思いながら残業することがよくありました。転職後は、自分が納得して選んだ仕事に時間を使っている感覚があり、同じ残業でも気持ちの消耗度がまったく違います。時間そのものは増えても、心の余裕は増えた。これが正直な実感です。
②「自分で選んだ」という感覚が生まれた
警察官時代は、配属も仕事内容も基本的には「組織が決めること」でした。転職後は、「自分がこの会社を選んだ」「この仕事をやると決めた」という能動的な感覚が生まれました。これが思った以上に、毎日の気持ちを変えてくれました。
③ストレスの種類が変わった
転職すればストレスがなくなる、というわけではありません。民間にはまた別のストレスがあります。でも、「同じストレスを抱え続けなくて済んだ」というのは、大きな変化でした。 警察官時代に感じていた「この状況は変わらない」という閉塞感は、転職後にはありません。
後悔を減らすために転職前にやっておくべきこと
①転職の「目的」を言語化しておく
「なんとなく辞めたい」という気持ちだけで動くと、転職後に「結局同じだった」と感じやすくなります。「何のために転職するのか」を自分の言葉で書き出しておくことが、後悔を防ぐ第一歩です。 時間が欲しいのか、自分で仕事を選びたいのか、目的が明確であるほど転職後のギャップは小さくなります。
②年収ダウンを前提に生活コストをシミュレーションする
転職で年収が下がる可能性は、公務員からの転職では決して低くありません。事前に「月収が〇万円減ったら生活はどう変わるか」を具体的にシミュレーションしておくことで、転職後の不安を大きく減らせます。覚悟して受け入れた年収ダウンと、想定外の年収ダウンでは、精神的な重さがまったく違います。
③転職エージェントを活用する
公務員からの転職は、自分のスキルをどう言語化すればいいかわからない、民間の面接対策ができない、求人の相場観がわからない、といった壁があります。転職エージェントは、これらを無料でサポートしてくれます。特に初めての転職であれば、一人で進めるより圧倒的に効率よく動けます。
| 後悔したこと3つ | 良かったこと3つ |
|---|---|
| ①年収が下がった | ①心の余裕が生まれた |
| ②安定を手放した | ②自分で選んだ感覚が生まれた |
| ③転職活動がしんどかった | ③ストレスの種類が変わった |

よくある質問
公務員を辞めて後悔する人の割合はどれくらい?
公的な統計はありませんが、私の周囲や転職体験談を見る限り、「完全に後悔している」という人は少数派です。多くの人は「後悔した部分もあるが、総合的には転職して良かった」と感じています。私自身もその一人です。
公務員を辞めるベストなタイミングはいつ?
「辞めたい理由」が言語化できて、かつ転職先の目星がついてから動くのが安全です。勢いで辞めるのではなく、転職エージェントに相談しながら情報収集を進め、内定を得てから退職手続きに入るのがおすすめです。
公務員からの転職でおすすめの年齢は?
20〜30代は民間企業からのポテンシャル採用の枠が多く、比較的転職しやすい時期です。40代以降は専門性やマネジメント経験が問われますが、私自身は30代で転職して評価されました。年齢よりも「何を強みとして伝えられるか」が重要です。
まとめ:後悔はあった。でも、後悔していない。
転職して後悔した部分は、確かにあります。年収が下がったこと、安定を手放したこと、転職活動のしんどさ。これは全部、本当のことです。
でも総合して、私は転職して良かったと思っています。時間を取り戻せた。自分で選んだという感覚を持てた。ストレスの種類が変わった。後悔を「ゼロにしよう」と思うと、何もできなくなります。後悔を「減らす準備をする」ことの方が、ずっと現実的です。
転職を迷っているなら、まずはエージェントに登録して話を聞いてみるだけでも構いません。登録は無料ですし、相談するだけで転職しなくても問題ありません。
まずは無料相談だけでも受けてみるのがおすすめです。私も実際、複数のエージェントに話を聞くことで、自分の市場価値が見えてきました。
この記事が誰かに寄り添えていたら嬉しいいです。

