「公務員を辞めて、後悔していませんか?」
公務員を辞めようとしているとき、すでに辞めた人がどう感じているかは、とても気になると思います。私もかつて同じ問いを持っていました。そして今、自分がその問いに答える立場になりました。
この記事では、元警察官17年・転職1回(年収は下がった)の筆者が、辞めた直後から現在に至るまでの正直な気持ちの変化をお伝えします。
- 公務員を辞めた直後・半年後・1年後の気持ちの変化
- 後悔した瞬間と、「辞めて良かった」と思えた瞬間
- 辞める前にやっておけば良かったこと

| 時期 | 気持ちの状態 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 辞めた直後 | 後悔に似た感情・孤独感 | 年収ダウンの実感、新環境への戸惑い |
| 半年後 | 少しずつ慣れてくる | 仕事の進め方に慣れ、人間関係ができ始める |
| 1年後 | 「辞めて良かった」が芽生える | 自分で選んだ実感、心の余裕 |

辞めた直後に感じた後悔
まず正直に言います。辞めた直後は、後悔に似た感情がありました。
年収ダウンの現実
転職後、初めての給与明細を見たとき、「ああ、本当に下がったんだ」と実感しました。 頭ではわかっていたことでも、実際の数字で確認するとズシンときます。
警察官時代は、月給もボーナスも「当たり前にある」ものでした。それが変わったという現実は、転職直後の精神的な重荷になりました。特に、家族への申し訳なさを感じた瞬間もありました。
慣れない環境へのストレス
新しい職場では、当然ながら何もかもが違います。仕事の進め方、コミュニケーションの作法、使うシステム、評価の基準。17年間染み付いたやり方が通用しない場面が続くのは、想像以上に消耗します。
「自分はこんなにできない人間だったか」と感じることもありました。警察官時代はある程度仕事のやり方を把握していたので、新しい環境での「何もわからない感」はこたえました。
孤独感
警察官時代の同僚・先輩・後輩という「仲間」の感覚が、転職後はリセットされます。新しい職場でもいずれ人間関係は築けますが、最初の数ヶ月は「一人でやっていくしかない」という孤独感がありました。
「あの職場に戻れるなら…」と思った瞬間が、一度もなかったとは言えません。 これが正直なところです。
辞めて半年後・1年後に変わってきたこと

ただ、時間が経つにつれて、気持ちは変化していきました。
半年後:少しずつ慣れてきた
半年を過ぎた頃から、新しい職場のルールや文化がわかってきました。「ここではこうすればいい」という感覚が少しずつ生まれ、毎日のストレスが減ってきました。
「前の職場に戻りたい」という気持ちも、半年を過ぎた頃から薄れていきました。
1年後:「辞めて良かった」という気持ちが芽生えた
1年後には、「警察官時代に戻りたいか?」と問われたら「いや、もう戻らなくていい」と答えられるようになりました。
時間の余裕が生まれ、仕事への向き合い方が変わり、自分で選んだという感覚が積み重なっていく。その積み重ねの中で、「あの決断は正しかった」という実感が育っていきました。
それでも辞めて良かったと思う理由
「このまま続けることへの後悔」がなくなった
転職前、私にはもう一つの後悔の可能性がありました。「辞めずにいたら、どうなっていたか」という後悔です。
「辞めた後悔」と「辞めなかった後悔」、どちらが大きいか。私には「辞めなかった後悔」の方が大きかったと思います。 あのまま続けていたら、毎日の閉塞感と消耗の中で、じわじわと何かが削れていったと思います。
自分で決めたという事実が支えになっている
辛いことがあっても、「自分で選んだ」という事実が支えになります。「どうせ辞めさせられた」でも「仕方なく辞めた」でもなく、「自分で決めた」というのは、精神的な安定の土台になります。
時間を取り戻せた
警察官時代には「自分の時間」がほとんどありませんでした。転職後は、その時間を少しずつ取り戻せています。このブログを書けているのも、転職後に生まれた時間があるからです。
「辞めた後の自分」を具体的にイメージできると、不安はかなり減ります。まずは無料相談で、今の自分の市場価値を確認してみるのもおすすめです。
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辞める前にやっておけば良かったこと
後悔を振り返ったとき、「これをやっておけば、もう少し楽だったな」と思うことがいくつかあります。
①年収ダウンへの具体的なシミュレーション
「年収が下がる可能性がある」とわかっていても、具体的に「月〇万円減ったら何が変わるか」をシミュレーションしていませんでした。数字で具体化しておくだけで、転職後の心理的なショックがかなり違ったと思います。
②転職活動を在職中に十分やりきること
「辞めてから探そう」は、収入がない状態でのプレッシャーが大きくなります。在職中に転職活動を進め、ある程度着地点が見えてから辞めるのが理想です。エージェントを使えば、働きながら効率よく転職活動を進められます。
③「辞める理由」だけでなく「転職先に期待すること」を明確にする
「今の職場が嫌だから辞める」だけでは、転職先でも不満が生まれやすいです。「次の職場では何を得たいか」「どんな働き方をしたいか」を具体的に言語化しておくことが、転職後の満足度を高めます。
よくある質問
公務員を辞めた後、新しい生活に慣れるまでどのくらいかかる?
筆者の場合、半年ほどで環境に慣れ、1年後には「辞めて良かった」という気持ちがはっきり芽生えました。最初の数ヶ月がいちばん不安定な時期なので、そこを乗り切る準備が大切です。
一度辞めた公務員に戻ることはできる?
社会人経験者採用の枠で再受験は可能です。ただし年齢制限や倍率もあるため、「戻れるから大丈夫」ではなく「戻らなくて済む転職」を目指して準備する方が現実的です。
辞める前にやっておくべきことは?
①年収ダウンを想定した生活費のシミュレーション、②在職中に転職活動をやりきること、③「辞めたい理由」だけでなく「転職先に期待すること」の言語化。この3つで辞めた後の後悔は大きく減らせます。
まとめ:時間が経つほど「辞めて良かった」が増えていく
「公務員を辞めて後悔しているか?」
正直に答えます。辞めた直後は、後悔に似た感情がありました。年収が下がり、慣れない環境に疲れ、孤独を感じた時期もありました。
でも今は、後悔していません。
「辞めた後悔」はありますが、「辞めなかったことへの後悔」の方が大きかったと確信しています。 時間を取り戻せた。自分で選べた。ストレスの種類が変わった。この変化は、年収という数字には換算できないものです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が誰かに寄り添えていたら嬉しいです。

