新築マンション投資を辞めた理由 3選

資産運用

はじめに

「毎月の家賃収入で副収入を得たい」「不動産投資って魅力的」

私もそう思っていました

でも契約1歩手前で踏みとどまって良かったと今では思っています

私が新築マンション投資をしなかった理由は

1. 自分が理解・納得出来ていない投資をすることに違和感を感じたから

2. 不動産会社の営業さんが、マンション投資を「いい投資」という割に、営業に来た女性が実際に購入していなかったから

3. 難色を示したら、態度が変わって怒り出したから

・これから新築マンション投資をやってみようと思っている人

・今まさに、不動産会社の人と話し合いをしていて迷っている人

の参考になればと思います

マンション投資に興味を持った理由

30代に入り、ふと「このままの生活で老後は大丈夫だろうか…」と不安を感じるようになりました。毎月の給料だけに頼っていると、将来の資産形成が心もとない気がして、何か自分でもできる方法はないかと探し始めたのです。

そんなとき、友人を通じて新築マンション投資の話を聞く機会がありました。友人は私よりも頭がよく、周りからも信頼されている友達だったので、私も「この友達が紹介しているんだから大丈夫だろう」という気持ちでした。

それまで不動産投資なんて自分とは縁遠い世界だと思っていましたが、「家賃収入を得ながら将来の資産をつくっていける」という仕組みに強く惹かれました。

銀行預金の金利がほとんど増えない時代に、働きながらでも資産を育てられる可能性がある。しかも現物資産として残る。そう考えると、「自分の将来を守る手段のひとつ」として真剣に学んでみたいと思ったのが、マンション投資に興味を持ったきっかけです。

高級ホテルラウンジでの初めての面談

面談場所に指定されたのは、高級ホテルのラウンジ。

ラウンジで待っていたのは、20代くらいの綺麗な女性。東京からスーツケースを片手にわざわざ地方まで来てくれたとのこと。スーツ姿がとても似合う、すらっとした綺麗な女性でした。

最初に切り出されたのは「保険や老後のために不動産投資をしておくべき」という話。友人もすでにマンションを購入していると紹介され、さらに「インフレで物価が上がるから、資産は現物にして守るべき」と図解を用いながら説明されました。

高級ホテルのラウンジらしく、コーヒーは一杯1,500円ほど。ありがたいことにご馳走になりながら、不動産投資の世界の入り口を体験した形です。

人生で1,500円のコーヒーを初体験した私は嬉しくなり、少し舞い上がった気持ちになりました。

営業担当者が語ったマンション投資のメリット

面談の中で、営業の女性からは次のような言葉が繰り返し伝えられました。

  • 老後の資産になりますよ
     年金だけでは将来が不安。だからこそ、マンション投資をしておけば家賃収入が入る。将来的に売却すればまとまった資金にもなる、という説明でした。
  • 将来、子どもにも譲れます
     もし自分が使わなくなった場合、子どもに資産としてマンションを残せる。
     ただ相続するだけでなく、家賃収入が続けば子どもにとっても資産形成の一助になる。だから「親から子へ受け継げる財産」になる、というのです。
  • 将来の年金対策、生命保険のような役割も果たせる
     将来の家賃収入が老後資金を補うことができる、 団信によってローンが消えるので、家族に物件が残るという説明でした。

ラウンジで高級なコーヒーを飲みながら、未来の安心や子どもへの相続といった言葉を聞くと、安心してしまい、確かに心が動かされる瞬間でした。

辞めた理由1 理解・納得出来なかったから

不動産投資の仕組みやリスク、数字の裏付けを、自分の中で納得できるまで理解できていませんでした。

将来の資産を守るために投資をするはずなのに、「なんとなく勧められたから買う」というのは本末転倒です。

自分で説明できない投資には手を出すべきではないと感じました。

辞めた理由2 営業してきた人自身がその商品を買っていなかったから

営業に来ていた女性はとても綺麗で話もうまく、説得力がありました。

しかし話を深掘りしていくと、彼女自身はそのマンションを購入していませんでした。

もし本当に「間違いなく良い商品」なら、営業する本人こそ投資しているはずです。そこに違和感を覚え、信頼できないと感じました。

投資は「誰かに勧められたから」ではなく、自分が納得して選ぶものだと思います。

営業の雰囲気や友人の体験談に流されそうになりましたが、踏みとどまったことは正解だったと今では感じています。

辞めた理由3 投資をしない意思を示したら、態度が変わり怒り出したから

2回目の面談で、投資をしない、買わない意思を示したら、今までの態度が変わり営業の女性は「なんで買わないのか」と怒ってきました。

今までの丁寧な対応から、私が投資をしないことが分かった瞬間に態度が変わってしまったので戸惑いましたし、少し怖かったです。

最終的には、契約することをお断りしました。

あとで調べてわかったこと

購入した瞬間に資産価値が大きく下がる「新築プレミアム」がある

新築マンションには「新築プレミアム」というものが乗っており、購入した瞬間にその価値が大きく下がってしまう傾向があります。これは、新築というだけで価格が高く設定されているためで、住み始めた途端に中古物件となり、市場価値が大きく目減りしてしまうためです。

年収に対して過度なローンを組んでしまうリスクがある

多くの人が、年収に対して無理な住宅ローンを組んでしまいがちです。住宅ローンは「借金」であるという認識を持つことが大切です。

不動産情報サイトや営業マンの言葉を鵜呑みにしてしまう危険性がある

不動産情報サイトや、不動産会社の営業マンが提示する住宅ローンモデルは、購入者に都合の良いように作られている場合があります。彼らは物件を売ることが目的であり、購入者の長期的な資産形成を考えているわけではありません。

見えない維持費や税金など、コストが多い

マンションを所有すると、住宅ローン以外にも管理費、修繕積立金、固定資産税、都市計画税など、様々な維持費や税金がかかります。これらのコストは意外と大きく、家計を圧迫する要因となります。

出口戦略が難しい

将来的に売却しようとした際に、購入時よりも価値が下がってしまい、損をしてしまうリスクが高いです。特に、資産価値が落ちやすい物件を選んでしまうと、売るに売れない「負動産」になってしまう可能性もあります。

まとめ

友達が紹介しているからといっていい投資だとは限らない

自分が理解出来ていない投資はしない

しっかりと勉強した上で、投資することの重要性を改めて感じました

また、いい投資やいい話は向こうから、相手からやってくることは無いことを肝に銘じる体験でした

今まさに新築マンション投資をしようとしている方の参考になれば嬉しいです

最後まで読んでいただきありがとうございました

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